皆さま、はじめまして。
住宅型有料老人ホーム　寄り合い処 お茶の間　介護スタッフの櫻田と申します。

私が介護の仕事に就いて２年が過ぎました。
ここお茶の間は初めての介護の職場ですが、全く畑違いの不慣れな場でこれまで続けて来られたのは、お茶の間のスタッフ達や利用者様の『明るさ』のおかげです。

今でも覚えている初出勤の日の衝撃！
緊張しながら早めに出勤すると、夜勤のスタッフが１名いるだけでした。
ご挨拶を済ませ、「あのぉ…何から始めればよいでしょうか？」とたずねると、
「そうですねぇ、あそこのＭさんの隣りで手拍子してあげて下さい。喜ぶので！」と言われました。

「…はい」とＭ様のお部屋におじゃますると、ベッドに横たわった男性利用者様が、朝っぱらからマイク片手にカラオケをされていました。
北島三郎の「北の漁場」を歌っていました。
Ｍ様は初対面の私を見てニコニコしながら一生懸命唄われました。

このことを皮切りに、今まで持っていた介護職の、正直言ってマイナスなイメージは日々崩されて行きました。
利用者様もスタッフも、とにかく笑いが絶えないのです！

　 実は私はオープンしたてだった系列の「デイサービス沢庵」のスタッフとして採用されましたが、介護未経験で、まだ沢庵の利用者様も少なかったことから“修業”ということでお茶の間に勤務することになったのです。

お茶の間での１ヶ月が過ぎ、いよいよデイサービスでの勤務が始まりましたが、お茶の間の“トリコ”になっていた私は、お茶の間と沢庵の兼務を願い出ました。
このような新人のわがままも会社は受け入れて下さいました。

この２年、有料老人ホームとデイサービスの仕事を通して、たくさんの利用者様にお会いし、様々な経験をさせて頂きました。

お年寄りが好き…というわけではなかった私ですが、今では利用者様と関わる時間がとても楽しいです。

また、つい先日まで、介護福祉士資格を取得するにあたり必要な実務者研修を２ヶ月にわたり受講させて頂きました。
働きながら資格取得を目指せる環境も、会社と一緒に働くスタッフのおかげだと思います。

私を取り囲むすべての人たちへの感謝の気持ちを忘れずに、末永く介護の仕事を続けられればいいなと思います。

そして…
現在、小３と保育園年長の２人の息子たちには寂しい思いをさせてしまうことも多々ありますが、いきいきと働く母ちゃんの背中を見せていきたいです。